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木材加工機械
I農機001
トラクタ
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【トラクタ】
トラクタは、林業分野では、主に育苗における苗畑の耕うん・整地などに用いられる。
使用されるトラクタは、乗用トラクタ・歩行用トラクタの両方である。トラクタには、多くの種類があり、一般的には、操縦者の作業姿勢の違いから、乗用トラクタと歩行用トラクタに大別されるが、用途や走行装置の違いなどによっても分類される。
また、乗用トラクタでは、作業機の装着方法からけん引式と直装式、歩行用トラクタでは、駆動形、けん引・駆動兼用形、けん引形などに分類される。
いずれも用途によってトラクタの種類や作業機の種類を選ぶが、一般的には、乗用トラクタは大規模な場所での効率的な作業に適し、歩行用トラクタは小規模(せまい)な場所での作業に適している。
I農機002
動力噴霧機
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【動力噴霧機】
動力噴霧機は、防除機としてもっともひろく用いられている機械である。
噴霧原理は、エンジンでポンプを駆動し、薬液に圧力を加えることにより、噴口から霧状にして薬液を噴出させるものである。
動力噴霧機には、作業者が背負って噴霧する背負い式動力噴霧機、運搬可能な台の上にポンプと原動機を取り付けた可搬式動力噴霧機、散布装置一式をトラクタに直接装着する搭載式動力噴霧機などの種類がある。
また、林業分野においては、除草における除草剤の噴霧などに利用される。
I農機003
刈払い機
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刈払い機
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【刈払い機】
刈払い機は管理作業機の1つで、水田のけい畔や果樹園の除草などに広く利用されている。
また、林業の分野においては、育林作業の1つである下刈りなどに用いられる。
肩掛け形と背負い形の2種類があり、小形の原動機によって刈り刃を駆動回転させる機械である。
構造上、刈り刃が露出しているので、常に安全作業にここがけ、特に悪条件下での作業には注意が必要である。
I農機004
コンクリート
ミキサ
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【コンクリートミキサ】
コンクリートは、擁壁・基礎・橋・ダム・トンネルなどの森林土木工事に広く用いられている。
このコンクリートを練り混ぜる方法には、機械練りと手練りがあるが、コンクリートミキサは、小規模な場合の機械練りに用いられる。
一般に、コンクリートミキサと呼ばれるものは、容量0.08〜0.14立方メートル程度のバッチミキサである。
ミキサによる最小練り混ぜ時間の標準は、ミキサ容量1.5立方メートル以下では1分30秒とされている。
また、最近では、レディミックスト・コンクリート(いわゆる生コンクリート)が多く利用されている。
I農機005
ブルドーザ
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【ブルドーザ】
ブルドーザは、掘削運搬機械の1つで、トラクタの全面に排土板を取り付けたもので、土を削りながら押していく運搬兼用の機械である。
排土板の取り付け角度によって次のように分類されている。
また、クローラ式とホイール式がある。

[ストレートドーザ]
進行方向中心軸に直角に排土板を取り付けたもので、硬い土質や多量の押土に適する。

[アングルドーザ]
進行方向中心軸に対して排土板を左右60°の角度にも変えられるもので、掘削した土を斜め方向に送り出すときに用いる。

[チルトドーザ]
排土板の一端を下げて取り付けたもので、下方に傾斜した側の土を深く切り取る場合に用いる。
I農機006
ドラグショベル
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【ドラグショベル】
ドラグショベルは、ショベル系掘削機械の代表的なもので、作業機は、ブーム・アームの先端にバケットを取り付けている。
硬い地盤の掘削ができ、基礎やみぞの掘削などに広く用いられる。
機体の位置する地表より低い所の掘削に適している。
旋回装置は360°旋回ができる。
I農機007
フォークリフト
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【フォークリフト】
フォークリフトは、前部にマストにより上下するフォークを備え、パレットのピックアップ、荷の積付け・取りおろしなどの作業を行うことができる。
フォークリフトは前輪を支点として、後部のカウンタウエイトによる後輪荷重と荷物の荷重をつりあわせたもので、ちょうどシーソーのようなものである。
よって、このバランスが崩れないように荷重の中心に注意が必要である。
また、作業運転については、後輪操舵であることに十分に注意する。
I農機008
ホットプレス
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【ホットプレス】
合板の製造工程中で、単板に接着剤を塗布し、合板の構成に組み合わせ、一定数量堆積した後、これをプレス機に入れて加圧する。
この加圧の方法の中で、我が国で行われているのは熱圧法であり、この熱圧法に用いるプレス機がホットプレスである。
合板用ホットプレスは、150℃まで自由温度調節ができる蒸気加熱用の熱板が数十段重なった構造である。
I農機009
除じん装置
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【除じん装置】
帯のこ盤・丸のこ盤などの木材加工機械から出る製材くずを吸引する装置のことである。
I農機010
木材乾燥機
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【木材乾燥機】
木材の適度な乾燥は、品質の保持などの点から非常に重要な工程である。
乾燥には、天然乾燥と人工乾燥があるが、このうち人工乾燥を行うのが木材乾燥機である。
人工乾燥機(装置)は、木材の搬出入方法・熱源の利用方法・室内空気の循環方法から、次のように分類されている。

[木材の搬出入方法]
前進式、分室式

[熱源の利用方法]
燃焼ガス式、煙道式、電熱式、蒸気式

[空気の循環方式]
自然循環式、強制循環式
I農機011
木工旋盤
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【木工旋盤】
木工旋盤は、材の切削加工に用いる旋盤である。材を回転させながら、これに刃物(バイト)を当て、材の周囲を目的の形状に切削する施削加工に利用される。
I農機012
木工ろくろ
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【木工ろくろ】
木工ろくろは、材の切削加工に用いる加工機械である。
円形の材を回転させることにより、切削を行う。
I農機013
帯のこ盤
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帯のこ盤
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【帯のこ盤】
帯のこ盤は、のこ機械の代表的な機械で、ほとんどのものが縦びきの形式である。
構造は、機体・のこ車・のこ車緊張装置・のこ車仰伏装置・せり装置・制動装置・駆動装置からなる本機と、送材装置から構成されている。
主として大割り・小割りに用いられるが、板びきのできる種類もある。
I農機014
丸のこ盤
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丸のこ盤
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【丸のこ盤】
丸のこ盤は、のこ機械の代表的な機械で、大割り・小割り・横びきなどの製材用だけではなく、木工用にも用いられている。
丸のこ盤の長所は、構造が簡単で安価・丸のこ歯の多列式が可能・緊張装置が不要・角物小割りの能率が高いなどで、短所は、危険が多いため安全装置が必要な点である。
I農機015

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【角のみ盤】
木材工作の切削加工のうち、せん孔加工に用いる。
せん孔加工には、円形せん孔と角形せん孔があるが、この角形せん孔で用いられるのが、角のみ盤である。
角のみ盤は、角のみの専用機である。
I農機016
自動送りかんな盤
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【自動送りかんな盤】
材の表面を平滑にし、厚さ決めをする平削り加工に用いられる機械である。
自動送りかんな盤は、回転切削による平削り加工を行う機械で、加工後の材面に波形の凹凸(ナイフマーク)ができるのが特徴である。
また、構造的には、円筒形のかんな胴に4枚程度のかんな刃が取り付けられ、電動機の動力により、回転および自動送り込みができる。

I農機017
糸のこ盤
(55 KB)
【糸のこ盤】
糸のこは、ミシンのことも呼ばれ、板材のくり抜きなどに用いるものである。
樽や桶などの側板製造用の円筒のこ、蓋や底部用の皿のこもあるが、糸のこは、自由な形に加工することができる。
I農機018
グラインダ
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【グラインダ】
グラインダは、材の表面の研削・研磨などに用いられる機械である。
卓上式、床上型、可搬式など、用途に応じていろいろな種類のものがある。


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