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平板測量
H農機031
平板測量用具一式
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【平板測量用具一式】
[平板]
平板(図板、測板)は、ひのき・ほうのき・合板などでつくられ、その表面はなめらかに仕上げられている。大きさはふつう40cm×50cmのものを使用する。

[三脚]
三脚は、平板の裏の小穴に、三脚頭部にある取り付け用ねじの頭をいれ、締め付けねじを締めてとりつける。三脚頭部には、平板を水平にする整準ねじと平板を移動させる移心装置がある。三脚頭部が半球面になったものには整準ねじがない。

[アリダード]
平板上で目標を視準し、その方向線を図上に引く器具である。視準板のついた普通アリダードと、見通し距離の長いときに用いられる望遠鏡付きアリダードとがある。

[求心器・下げ振り]
平板上の点と地上の測点とを、同一鉛直線に一致させるために、平板を水平にし、求心器を使って、図上の点を下げ振りの先端で地上の測点とを一致させる。

[磁針箱]
磁針を細長い箱に入れたもの。平板上での図上の南北を表す。

[測量針]
図上の測点にたて、目標を視準する場合に、アリダードの定規縁をあてて用いる。針の径がほそいほど誤差は少ないので、絹針を使うか専用の針を用意する。

[巻尺]
器械点から目標点までの距離を測るために取り扱いや持ち運びに便利なガラス繊維製の巻尺を使う。長い距離には測量ロープがよい。

[ポール]
直径約3cmの棒で、20cmごとに赤白に塗り分けられたもの。測点の目印、距離の概略値の測定などに使われる。

[三角スケール]
三角スケールは、縮尺したものさしであり、実測した距離をすぐ図上にとれる。
H農機032
アリダード各部の名称
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【アリダード各部の名称】
アリダードの両端に折りたたみのできる視準板がついており、定規縁には縮尺の異なる定規がとりつけられるようになっている。
また、中央には気ほう管、その両端の近くには外心かんがある。
視準板には、長方形の枠の中に視準するための視準糸が1本張られた前視準板と、枠の中に引き出し板がついていて、上中下に3個の視準孔があけてある後視準板がある。
H農機033
ガラス繊維巻尺
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【ガラス繊維巻尺】
簡単な距離測量によく用いられる。ガラス繊維を心にして、その上を塩化ビニルでおおってあり、最小目盛2mm、長さ10〜50m程度で、取り扱いや持ち運びに便利である。
しかし、張力による伸びや、乾湿の補正ができないという欠点があるため、精密な距離測定には適さない。


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