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切削加工
G農機301
バイト
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【バイト】
主に旋盤作業こ用いられる切削工具であるが、平削り盤や形削り盤にも用いられる。
バイトの刃先の形状は、作業の種類・工作物の材質などに合わせて使い分ける。
バイトの種類には、形状・用途による分類と構造による分類がある。

<構造・用途による分類
突切りバイト、斜剣バイト、平剣バイト、すみバイト、向バイト、おねじ切りバイト、先丸剣バイト、片刃バイト、めねじ切りバイト、穴ぐりバイト

<構造にる分類>
むくバイト、付刃バイト、差込みバイト、クランプバイト、スローアウェイ形クランプバイト、腰折れバイト

G農機312
ドリル
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【ドリル】
穴あけ用に用いる切削工具で、通常、ドリルと呼ばれているものはツインドリルのことである。
ドリルには、切れ味の調整などのため、バックテーパ・二番取り面・切刃の逃げ角の3つの逃げがとってある。
また、切刃角、逃げ角、チゼルエッジ角・ねじれ角などのちがいにより、多くの種類がある。
G農機313
リーマ
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【リーマ】
ドリルなどですでにあけられた穴の内面を、さらになめらかで精度のよい穴にするために用いる切削工具である。
リーマによる穴の仕上げをリーマ通しといい、機械で行う場合と手回しで行う場合とがある。
リーマは形状によって、直みぞ、ねじれみぞ、テーパ付(荒仕上用、仕上用)などがある。
G農機314
ボール盤
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【ボール盤】
その主軸に装着したドリルに主切削運動(回転運動)を与え、軸方向に送りを与えることにより、材料に穴をあける工作機械である。
ボール盤の加工分野には、穴の形状や切削工具の形状により、きりもみ・リーマ通し・ねじ立て・中ぐり・座ぐり・さらもみ・もみ下げなどがある。
また、ボール盤には、次のような種類がある。

[直立ボール盤]
最も多く用いられているボール盤で、小形の工作物に適している。
直立ボール盤は径50mm程度までに適し、径13mm以下の場合は卓上ボール盤が用いられる。

[ラジアルボール盤]
工作物が大きいため、移動が難しく、穴あけ位置に届かない場合などに用いられている。

[多軸ボール盤]
1本の軸の回転を、数本から十数本のドリル軸に伝えて加工できるボール盤のことである。
工作物に多数の穴を同時に加工することができ、効率的である。
G農機315
旋盤
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【旋盤】
旋盤は、工作物に主切削運動(回転運動)を与え、さらにバイトに送りと切り込みを与えて、主に円筒面を切削する工作機械である。
現在、旋盤は工作機械のうちでも最も広く用いられており、あらゆる加工分野に利用できる。

[普通旋盤]
旋盤といえば、一般的にこの普通旋盤のことで、多く用いられている。
高速で強力な重切削も可能となっている。
一般に両センタ間の最大距離は1000〜3000mm程度の寸法である。

[タレット旋盤]
ボルト・ねじ・ピンなどの小物部品を数多く能率的に加工する場合に適している。
普通旋盤の心押し台のかわりにタレットを乗せ、これに数種類の切削工具を取り付けておき、タレットを回転させることにより、切削工具を変え、複数の加工を行うことが
できる。
普通旋盤では、その度ごとに切削工具を変えなくてはならないが、この手間を省くことができる。

[自動旋盤]
旋盤の加工操作を自動化し、1人の作業者で数台の機械を操作することができる。
これにより、大量生産にも対応することができる。

[その他]
特殊な目的に応じて、正面旋盤・立て旋盤・精密卓上旋盤・ねじ切り旋盤などが用いられている。
G農機316
フライス盤
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フライス盤
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【フライス盤】
フライス盤は、フライスに主切削運動(回転運動)を与え、テーブル上に取り付けた工作物に送りと切り込みを与えて、平面やみぞなどを切削する工作機械である。
現在、フライス盤は万能的な工作機械として、主軸の回転速度や送り速度の変速範囲が広くなっている。
具体的には、フライス削り・側面削り・みぞ削り・ねじれみぞ削り・Tみぞ削り・歯切・ねじの切削など、多種多様である。

[ひざ形フライス盤]
フライス盤のなかで、最も一般的なもので、横フライス盤・立てフライス盤・万能フライス盤の3種類がある。

[生産フライス盤]
ひざ形フライス盤に比較して強力切削が可能で、操作も簡単にしており、同一部品を大量生産するためのフライス盤である。
一般にテーブルを床上に固定させたベッド上でしゅう動させるものが多く、ベッド形フライス盤とも呼ばれている。


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