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整備器具
G農機201
両口スパナ
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【両口スパナ】
スパナとは、六角や四角のボルト・ナットの締め付けや取り外しに使用する工具である。
同じ目的の工具にレンチがあるが、明確な区別はない。

<分類>
口数による分類…片口、両口
全長による分類…スタンダード、ロング、ショート
用途による分類…タペットスパナ、イグニッションスパナ、片目片口スパナ

<使用方法>
スパナの口幅と相手の六角ボルト・ナットとのサイズは、互いに決まっている。
よって、スパナの表示を読むか、直接当てることによって適切なサイズを選ぶが、目測を養うことも重要である。
スパナと六角ボルト・ナットとは、2点でしか接していなため面幅の寸法差が大きければ大きいほど、六角形のかどが変形しやすくなる。

<注意>
スパナは口の奥まで差し込むこと。
ボルト・ナットに対して斜めにかけないこと。
2丁をつないで使用しないこと。
ハンマでたたいて使用しないこと。
G農機202
モンキレンチ
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【モンキレンチ】
モンキレンチとは、頭部がボルト・ナットの幅に自由に調節できる工具であり、その頭部が猿の頭に似ていることから、このように呼ばれている。
また、一般的には6種類のサイズがある。

<使用方法>
モンキレンチは、下あごの根本にあるウォーム(調節ねじ)を親指で回すことにより、相手の六角ボルト・ナットのサイズに口幅を調節し、締め付けや取り外しを行うことができ、スパナ同様の目的で使用する。

<注意>
下あごの方向に回すこと。
ボルト・ナットを口の奥まで入れること。
締め付け面に対して水平にセットすること。
ハンマの代用などに用いないこと。
G農機203
ソケットレンチ
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【ソケットレンチ】
スパナ・めがねレンチなどと同様に、ボルト・ナットの締め付けや取り外しに用いる工具である。
ソケットはボルト・ナットを全周で包み込むので、六ヶ所で力を受けることができ、大きな力で締め付けることができる。また、ボルト・ナットを傷つけない利点もある。

<種類>
ボックスレンチ(ソケットと柄を固定したもの)
ラチェットレンチ

<使用方法>
ボルト・ナットに適したサイズのソケットを柄に装着し、ボルトやナットに対して垂直に根本まで差し込み、締め付けまたは取り外しを行う。
特に大きな締め付けトルクが必要な場合やスパナ・めがねレンチが使用できない場所などに用いる。

<注意>
オーバートルクにより、ボルトをねじ切ったりしないように注意する。
G農機204
めがねレンチ
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【めがねレンチ】
オフセットレンチ(めがねレンチ)は、ボルト・ナットの締め付けや取り外しに使用する工具で、スパナと同様の役目を果たすことができる。
スパナとの最大の違いはボルト・ナットを全周で包む点で、六角・十二角の角度が正確であれば6カ所で力を受けることができる。
また、頭部に対する柄部の角度は、使いやすいように3種類に分類されている。

<使用方法>
スパナと異なり、ボルト・ナットの上側から口をはめ込むため、外れる危険性が少なく、安全性が高い。

<注意>
ボルト・ナットの二面幅に合ったサイズを用いること。
手で手前に引くように操作をすること。
ボルト・ナットに対し水平にかけること。
ハンマ等でたたいたりしないこと。
G農機205
プライヤ
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ウォータポンプ
プライヤ
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【プライヤ】
機械・工具や材料に対して、はさむ、くわえる、切る、曲げるなど、多目的に使用できる工具である。

<種類>
コンビネーションプライヤ
ウォータポンププライヤ
スナップリングプライヤ
バイアスプライヤ

<使用方法>
はさんだり、くわえたりする場合には、小さい物は先端を用い、大きい物は口の開きを大きくして、結合部寄りのギザギザ部分を用いる。
また、線材を切ることもできるが、細い線や軟らかい線を切る場合には適さない。

<注意>
ボルト・ナットを回すことも可能だが、ボルト・ナットの頭部を傷つけやすいので、できる限り専用工具を用いること。

[ウォータポンププライヤ]
ウォータポンプなどに用いられるラバーホースなどをはさむ時に使用する。
特にラバーが金属管などに密着して抜けない場合には威力を発揮する。
せまい場所でも利用できるように、くわえる部分に角度をつけてある。
G農機206
ドライバ
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【ドライバ】
ドライバは、小ねじをねじ込んだり、抜き取ったりする工具で、刃先の形状によりマイナスドライバとプラスドライバに分類される。

<種類>
絶縁ドライバ(握り部分がプラスチック)
電工ドライバ(握り部分が大きい)
普通ドライバ(軸が握り部分の途中まで埋め込み)
貫通ドライバ(軸が握り部分の先端まで埋め込み)
割柄ドライバ

<使用方法>
ドライバをネジみぞに対し垂直に奥まで差し込み、握りをしっかりと持ち、力を加えて締め付けたり緩めたりする。

<注意>
ネジみぞに正しく一致するドライバを用いる。
専用のもの以外はハンマなどでたたかない。
てこやタガネの代用として用いない。
G農機207
グリースガン
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【グリースガン】
グリースガンは、各種機械のグリースニップルにグリースを注入するための工具である。
グリースを押し出す方式により、ストレート式とチャック式に分類される。

<使用方法>
グリースガンのノズルをグリースニップルに正しく装着した後、ハンドルを押すことにより、グリースがニップル内に注入される。
正しく装着されていない場合、グリースが外に漏れてしまうことがあるので、注意を要する。
G農機208
ジャッキ
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ジャッキ
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【ジャッキ】
ジャッキは、自動車全体やその一部を持ち上げる整備器具で、使用目的による携帯用とガレージ用、持ち上げる原理による油圧式と機械式などの分類ができる。

[油圧式]
プランジャポンプを用いて油圧を高め、この油圧をラムに作用させる方式である。
一般的にはガレージジャッキと携帯用オイルジャッキがある。
油圧の作動方法ととして、ガレージジャッキは、フットペダルと手動ハンドルが用いられているが、携帯用オイルジャッキの場合は、レバーハンドルが用いられている。

[機械式]
油圧や空気圧を使用しない簡易なジャッキで、パンクや故障時に車輪を持ち上げることが、主な用途である。
手動ハンドルでウォーム軸をまわすスクリュウジャッキと、乗用車や小型貨物車に利用されるパンタグラフジャッキがある。
G農機209
プーラ
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プーラ
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【プーラ】
プーリ抜きは、プーリをシャフト(軸)から抜き取るときに用いる工具である。
一般的に機械式と油圧式の2種類があるが、農業機械分野においては、機械式が広く用いられている。

<使用方法>
抜き取りたいプーリに、プーリ抜きの爪をしっかりとかけ、プーリ抜きの中央にあるネジを回し進め、シャフトの中央にネジの先端を押し当て、安定させる。
次に、めがねレンチなどを用いてネジをさらに回し、プーリを抜き出す。

<注意>
プーリ抜きの爪を確実にかける。
G農機210
パイプレンチ
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パイプレンチ
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【パイプレンチ】
パイプレンチは、パイプをはさんだり、回したりするための専用のレンチである。
歯の部分は深い溝によりガタガタになっているため、丸いパイプをしっかりとくわえて回すことができる。

<使用方法>
調節ナットを回すことにより、調節ジョウを動かし、口径をパイプの口径に合わせ、パイプをくわえる。
また、調節ナットはスプリングによって押しつけられているので、滑ることなくパイプをくわえることができる。

<注意>
ハンドルバーを急激に回さない。
片手でなく両手で操作する。
G農機211
タガネ
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【タガネ】
タガネは、鋳物のバリを取る時、板金工作の時、直径の小さな丸棒の切断の時などに用いる。
タガネは一般的に、炭素鋼を使って刃先を付け、刃先を焼き入れしたもので、形状により平タガネ、鳥帽子タガネ、ダイヤモンドタガネなどがある。
作業時には、加工物やタガネが飛ぶ場合があるので、バイスで固定するなどして安全に作業を行う。
G農機212
リーマ
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【リーマ】
リーマは、ピストンピン穴やキングピン穴などの仕上げの際に、ピンホールグラインダの代わりに使用する。
用途などに応じてさまざまなタイプのリーマがあり、仕事の方法から手回しリーマと機械リーマ、切刃部分の違いによる平行リーマとテーパリーマ、リーマの形全体から単体リーマ、拡張リーマ、調整リーマなどに分類される。
G農機213
タップ
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【タップ】
タップは、めねじを立てるための工具である。
めねじを立てる方法には、旋盤を用いることも多いが、比較的小さなねじには、タップが用いられる。
材質には高い硬度が必要なため、炭素工具鋼、特殊工具鋼、特殊鋼などが利用されている。

<使用方法>
あらかじめ、ねじの材料にドリルなどでねじ径の0.8掛けの下穴を開け、バイスに固定しておく。
次に、タップハンドルに1番タップを取り付け、2/3回転させたら少し戻して、また2/3回転というふうに、少しずつ切っていく。
同様の作業を2番タップ3番タップでも行い、仕上げとする。
G農機214
ダイス
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ダイス
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【ダイス】
ダイスは、おねじを立てるための工具である。
タップがおねじのような形状をしているのに対し、ダイスはめねじのような形状をしている。
材質には高い硬度が必要なため、炭素工具鋼、特殊工具鋼、特殊鋼などが利用されている。

<使用方法>
あらかじめ、ねじの材料である丸棒の先端を斜めに面取りし、バイスに固定しておく。
次に、ダイスハンドルにダイスの刻印を上にしてしっかり止める。
ダイスの刻印が下を向くようにして、材料にあてがい、2/3回転させては少し戻し、また2/3回転させるという操作を繰り返す。
途中、材料とダイスの間に注油しながら作業を進める。
G農機215
ポンチ
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【ポンチ】
ポンチは、ドリルで穴をあけようとする場合に、穴の中心を決めることと、ドリルの先端が逃げないようにマーキングするための工具である。
マーキングのため、先端が鉛筆の芯の先のように円錐形になっており、硬度の高い材質を用いている。

<使用方法>
材料の穴をあけようとする位置に、ケガキ針でケガキをし、ポンチの先端をその中心に垂直にあてがう。
ハンマで中心がずれないように打ってマーキングをする。
G農機216
ラジオペンチ
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【ラジオペンチ】
ラジオの配線作業に適していることから、この名が付けられている。
基本的にはペンチ同様の働きをするが、くわえ部を細長くしてあるので、小さな線材の曲げや配線の被覆などの細かい作業に適している。
構造上、ペンチに比較して強度が小さいため、硬いものをはさんだり、無理な切断をしようとすると、刃をへこませるようなことがあるので注意が必要である。
G農機217
ニッパ
(57 KB)
【ニッパ】
ニッパはペンチの仲間で、ペンチ同様に刃先は特殊焼き入れされていて、針金類などの切断に用いられる。
ペンチとの大きな違いは、根もとからの切断に適するように、刃が傾斜していることである
G農機218
六角棒レンチ
(28 KB)
【六角棒レンチ】
六角棒レンチは、ヘキサゴンレンチまたはヘックスナットレンチとも呼ばれ、六角形のみぞを持つ、ヘックスナットを締め付けたりゆるめたりするための工具である。
形状は、六角形の金属棒をL字形に曲げたものである。
レンチの一方(一般的にはL字の短い方)をヘックスナットの底まで差し込み、もう一方をハンドルとしてまわす。
G農機219
ハンマ
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【ハンマ】
ハンマは一般に、釘・木材・石材・コンクリートなどを打ちつけるための道具であるが、農業機械分野においては、機械部品の一部を打ちつけ、力を加えることもある。
ハンマといった場合、通常は片手ハンマのことで、一方が平らで反対側が球状をしている。
ハンマの大きさは、その頭の重さによって表示がされており、ポンドの単位で示されている。
傷つきやすい場所や変形の可能性がある場所など、用途によって、銅ハンマやプラスチックハンマなども利用される。
G農機220
ノギス
(82 KB)


ノギス
(80 KB)
【ノギス】
ノギスは、部品の長さ・外径・内径・深さの精密な測定に用いられる測定器具であり、測定精度1/20mm(0.05mm)のものが多く用いられている。
構造的には、本尺とスライダのバーニヤ(副尺)から構成されており、両方の目盛りを用いて測定する。
G農機221
マイクロメータ
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【マイクロメータ】
ねじのピッチを利用して、1/100(0.01)mmまで測定できる精密測定器具である。
測定部は、スリーブ(主尺)とシンブル(副尺)から構成されており、この2つの目盛りを組み合わせて測定を行う。
G農機222
ダイヤルゲージ
(48 KB)


ダイヤルゲージ
(48 KB)
【ダイヤルゲージ】
ダイヤルゲージは、軸(シャフト)の曲がり・振れ・平行度や平面の状態などを測定するための測定器具である。
スピンドルの先端の測定子1mmの動きで指針が1回転するような構造になっているため、1目盛=0.01mmまでの測定が可能である。
G農機223
シックネスゲージ
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【シックネスゲージ】
弁すきまなどの測定に用いられる測定器具である。
構造的には、数枚の薄い鋼片を正確な厚さに仕上げ、これを組み合わせたものである。
形は、葉形のものが多いが、やや長いタイプなどもある。
測定したいすき間に直接差し込んで使用するが、差し込む角度によっては正確な測定ができないので、すき間に対して水平に差し込む。
また、すき間の大小によっては、ゲージを数枚重ねて測定することもある。
G農機224
Vブロック
と定盤
(71 KB)
【Vブロックと定盤】
[Vブロック]
カム軸や弁棒などの円筒形の部品を安定して支えるための器具である。
実際には、このVブロックにカム軸などをのせて、軸のふれなどを調べるときに用いる。

[定盤]
作業台の上などに置き、その上で各種の測定やすり合わせなどの作業を行うものである。
長方形または正方形の鋳鉄製の台で、大きいものは2m×4m程度のものもある。
表面は作業がしやすいように、削り仕上げか精密なきさげ仕上げがほどこされている。
G農機225
トースカン
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トースカン
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トースカン
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【トースカン】
台上に柱をねじ込み、固定した構造である。柱を上下にすべる針保持器が調整ねじになっており、任意の位置にけがき針と一緒に固定される。
エンジンなどの回転部のふれなどをダイヤルゲージの代わりに測定したり、また、加工目的の材料に直線のけがきをすることができる。
現在は、柱に目盛がつけられ、保持器の位置で高さなどを正確に測定することのできるトースカンもある。
G農機226
サーキットテスタ
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サーキットテスタ
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【サーキットテスタ】
テスタは、電気回路・電機部品などの測定や故障診断に欠かすことのできない測定器である。
一般にアナログ式とデジタル式がある。
また、現在は1台で電圧・電流・抵抗ができるサーキットテスタがある。
使用方法を誤ると簡単に故障してしまうので、まずは取り扱い説明書を読む。
一般的な注意としては、測定前に測定レンジを確認することと、測定値が予想できない場合には高いレンジから順次測定を行う。
G農機227
ラジエータ
キャップテスタ
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【ラジエータキャップテスタ】
ラジエータキャップテスタは、ラジエータキャップのチェックや冷却系統の漏れチェックなどの加圧バルブ不良を調べるテスタである。

[ラジエータキャップのチェック]
アダプタを用いてテスタをラジエータキャップに取り付ける。
圧力を高めキャップが開いてゲージの指針が止まるまで圧力を上げる。
この圧力値が許容制限範囲を5〜6秒間持続すればよい。

[冷却系統の漏れチェック]
あらかじめ水を正規の液面まで補充しエンジンを暖めた後、テスタをゴムアダプタを用いてラジエータに取り付ける。
ポンプを押してキャップの規定の圧と同じ圧力をかけ、その圧力か低下していれば漏れである。
G農機228
トルクレンチ
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【トルクレンチ】
農業機械に限らず、機械の組立時にボルト・ナットを締め付ける場合には、ほとんどの場合に締め付けトルクが設計上決められている。
この設計上定められている締め付けトルクでボルト・ナットを締め付けるために用いるのがトルクレンチである。
指示板を確認しながらトルク調整を行う指示板式と使用前にダイヤルでトルク調整を行う調整式の2種類がある。
指示板式の場合は、直接目盛を見て作業をするので、オーバートルクにならないよう、注意して目視する。
調整式は、あらかじめトルク調整をしているので、締め付け時に「カチッ」という音がしたら指定のトルクで締め付けられたことになる。
いずれのトルクレンチも、左手で締め付け部を支えて安定させ、右手でハンドルを引くようにして測定・締め付けを行う。
G農機229
コンプレッション
ゲージ
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コンプレッション
ゲージ
(75 KB)
【コンプレッションゲージ】
コンプレッションゲージは、シリンダの圧縮圧力を測定する測定器である。
圧縮圧力の不足やもれの状態を判定し、ピストン、ピストンリング、ライナーの交換の目安にする。
圧縮圧力はディーゼルエンジンが高く、ガソリンエンジンが低いので、コンプレッションゲージにもディーゼル用とガソリン用の2種類がある。
エンジンのノズルホルダにアダプタを取り付け、コンプレッションゲージを接続する。
エンジンを始動させ、エンジンの回転に従ってゲージの指針が上昇し、ある値で指針が停止するので、その値が最高圧縮圧である。
G農機230
バキューム
ゲージ
(83 KB)


バキューム
ゲージ
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【バキュームゲージ】
バキュームゲージ(真空計)は、エンジンの真空度を測定する器具で、エンジンの調子を総合的に判断するデータとして用いられる。
構造的には、ゲージ(ブルドン管付き)・ゴムホース・取付具で構成されている。
あらかじめエンジンを始動して暖めておき、エンジンの吸入管の途中に取付具でバキュームゲージを取り付ける。指針の動きで調子を診断する。
G農機231
ドエルタコテスタ
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【ドエルタコテスタ】
ドエルタコテスタは、ドエルアングルテスタとエンジンタコメータが組み合わされた測定器具である。
ドエルアングルテスタは、配電器の接点のドエルアングルを電気的に測定するもので、運転中の点火一次電流の断続状況を直接知ることができる。
エンジンタコメータは、機関の毎分回転数を電気的に測定するもので、エンジン回転を規定通りに調整するために必要な計器である。
G農機232
バッテリテスタ
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【バッテリテスタ】
バッテリテスタは、バッテリ(蓄電池)の端子に接触させて、蓄電池の一槽の端子電圧を測定するテスタである。
負荷状態でも無負荷状態でも測定が可能である。
G農機233
タイミングライト
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【タイミングライト】
エンジン点火時期を測定して、点火時期を正しく調整するために用いる測定器である。
構造的には、小型の長方形ケース上に円筒形の閃光部をのせ、コードをケース内部に納めている。
閃光部は、エボナイト製またはベークライト製で、先にレンズがあり、その端に高圧コードと閃光用電源コードがある。
電源として蓄電池を用い、点火プラグからの衝撃波電圧だけを受けて点火する方式であるため、失火やエンジン回転数の低下の心配がない。
     
G農機234
ホイール
バランサ
(75 KB)


ホイール
バランサ
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【ホイールバランサ】
ホイールバランサとは、自動車、トラクタなどの車輪の釣合を測定・調整する計測器具である。
車輪の釣合には、偏心程度、静的釣合、動的釣合の3つの条件が関係しているが、これらの条件が十分にとれていない場合には、シミー現象、ハンドルのぶれ、車の振動、タイヤの異常摩耗などが発生する。
ホイールバランサには、その構造などにより、数種類のタイプがある。

[ツーインホイールバランサ]
車輪を自動車に取り付けたままで、車輪の釣合を調べる機械である。

[電子式ホイールバランサ]
車輪の左回りのアンバランスと右回りのアンバランスの両方を電子的に調べるもので、ツーウェイバランシング法という。

[マイクロホイールバランサ]
ホイールを車から外し、ホイールとタイヤの総合的バランスをテストするもので、簡易で実用的なバランサである。
G農機235
バッテリ比重計
(61 KB)
【バッテリ比重計】
比重計は、バッテリの電解液の比重を測定するものである。
構造的には、ガラス製でスポイドのような形状をしており、ガラス管の中にフロートが入っている。
バッテリの液口せんから比重計を差し込み、電解液を吸い上げる。
比重計を垂直に保ち、電解液面の最上部でフロート目盛を読む。
G農機236
キャンバ・
キャスタ・
キングピンゲージ
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【キャンバ・キャスタ・キングピンゲージ】
キャンバ・キャスタ・キングピンゲージは、前車輪のキャンバ角、キャスタ角、キングピン傾角を測定する試験器である。
キャンバ・キャスタ・キングピンゲージは、水準器を備えた構造で、測定にはこの水準器の角度を用いる。


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